優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

死にたいという気持ちを受け入れること

大切な人が心の病にかかり、亡くなった場合、残された人は考えることがたくさんあって、とても忙しいと思う。あっちのことを考えた次の日は、こっちのことを考えて、どれも解決なんてしないし、自分という人間の未熟さとずるさを、ただひたすら実感し続ける…

週末のルーティン

このところ、なんだかイライラしてるなと思っていた。 どことなく、周りに対する破壊衝動みたいなものを感じていた。 夫に対して私が怒りを持つことは適当ではないし、冷静な時はそう思うんだけど、このところのイライラは、夫にまで怒りを芽生えさせてしま…

花金

花金。 いつも夫と、金曜日はそう言い合った。 「花金だし、行っちゃう?」なんて言って、近所のお店をはしごした。 1軒目はその日の気分で色々候補があった。 大衆居酒屋もあれば、イタリアンもあれば、串揚げもあったし、沖縄料理のこともあった。寿司もあ…

はなまる

昨日は、会社からの意見聴取の2回目だった。 おじさん3名 VS 私1人。「VS」なんて思っていたのは、私だけかもしれない。でも、緊張しないように頑張るぞ〜なんて、事前にリラックスに効くアロマ を焚いて挑んだ。 面談が始まり、最初に相手の方が、前もって…

暇さえあれば、泣く!

このブログに、私の悲壮感がどの程度出ているか自分ではわからないんだけど。 個人的に感じてる悲壮感は、ハンパない。 一番守りたい人が、一番幸せになってほしかった人が、一番愛した人が、あんな苦しみの極地で苦しみ続け、自分自身を痛めつけるようにし…

音の記憶

最近夫が亡くなったことから気をそらして生活していると昨日の記事で報告してから一夜明けて、今朝の私は、意識をまたグンと夫に引き寄せられることがあった。 私は、思考とか思い出に関する記憶力は良くないのだけど、耳から入る音はけっこうよく覚えている…

自分で何を言っているのかわからない

ここ最近、色々な思考の時間が短いスパンになった。 考えに気持ちをもっていかれなくなったということなのか、深みにはまらないための自己防衛なのか、よくわからない。 ちょっと前までは、夫のことで何か考えだすと、そのことに関する記憶とか考えを自分の…

ポンプ式の不倫

今日も15時頃に起きて、生きがいを探していた。 最初に食いついたものは、美顔器。 私は美容家電にちょっとした憧れを持っていて、ケチな性分も相まって、数年前に適度な投資で程よい美容効果を得られそうなパナソニックのスチーマーを買った。買った時は、…

好きな芸能人

テレビを見ていて、「この人全然好きじゃない」とか、「なんで人気があるのかわからない」というような会話がすぐ飛び交う我が家の会話は、少し高齢化が進んでいるのかなと思う時がある。今のメディアは、特定の人間だけがテレビやネットにでていて、視聴者…

無の境地

昨日も、今日も、湧き上がる気持ちがない。 仕事がだんだん締め切り土壇場のものが多くなってきた。本来の自分であれば、手堅く素早く済ませるところが強みだったけど、舞い込む仕事全てに対して「ほんっとどうでもいい」と吐かないと気のすまない今の私は、…

電話越しのエール

こんな自問自答の無限ループの中で鬱々としつつも、やり抜くぞと決心していることもある。 私が会社に対して出した労働環境改善の意見は、どのような温度感で社内で扱われているか、まだ感じとることはできない。まるでポストの口に投函した手紙のような状態…

諦めという気持ち

夫が亡くなったあと、11月から12月にかけて、ずっと私の頭の中は忙しかった。これまでのことについて、ずっと誰にも相談できずに闘ってきたこともあり、改めて自分に問いかけると、大量の思いや考えが溢れてきた。それを書き出すことで少しだけ落ち着くこと…

混乱

夫が亡くなる前だって絶望の中にいたけど、少なくとも夫と私の2人でいた。 絶望していたけど、私は消えそうな希望の灯火みたいなものを何度も自分の中で付け直して、まだ諦めたくないと奮起していた。だから、最後の最後まで、希望は持っていた。希望がある…

妻と夫の不平等

夫に対して私が言ったひどい言葉たちを少しずつ思い出している。 夫が本格的に体調を崩してから言ってしまったものも多いが、その前の段階で言ったものもあることに気付き始めた。夫が何事に対しても自暴自棄になり、こだわりが色々と強くなっていた時期、私…

最低の言葉を編み出す力

私が大学に入ってから、1人だけ、人間的にものすごく好きな先輩がいた。 4歳くらい上で、私にとってとても特別な人。ものすごく優しい。ものすごく面白い。サークルの中で、カリスマみたいな人だった。大学2年の冬、先輩だった彼からデートに誘われた。どう…

救世主

苦しいときとか、悲しいときとか、自分浸ってるなあとか思って、浸ってるとなんか痛々しいんだろうなあとか思うけど、浸る時間も大事だと思う。 どうでも良い話なんだけど、夫が亡くなるちょっと前くらいから私はメルカリを始めて、2人の引っ越し後の新生活…

昭和ドラマの蛮行

そろそろ仕事が回らなくなってきた。 どうでも良いって思う仕事は、こんなに苦痛なんだな。別に給料減ったり評価下がったりは全然良いんだけど、この状態をよく思っていない人が増えてくると、私個人が冷ややかな目で見られたり、責められるようになるから、…

大切な人が生きてるうちにした方がいいこと(随時更新)

夫が亡くなるなんてことは思ってもみなかった。 夫も今頃、私と同じくらい困惑していると思う。 今やこの世とあの世で別世界に存在してしまっている私たち夫婦だけど、この世でこの地獄を生きている私にとって、死別の悲しみを紛らわしたり、慰めてくれる物…

時間の過ごし方がわからない

昨日は突如としてしゃかりき家事をしたのだけど、やっぱり反動はあるようで、夜何度も目が覚めた。目が覚めるたびに、「無理もないよな〜、ゆっくりしよう」と自分で自分に声をかけた。 夫のことを考えながら、今日という現実もこなすことは、エネルギーが2…

メッセージを受け取る

家族に体の不調があって、MRI検査をしたら何か写っていると言われ、専門医に判断を仰ぐ必要があると言われた。疑われた症状をネットで調べると、余命数ヶ月が一般的とのこと。血の気が一気に引いた。そんなことがこれから始まるのかと思うと、過去を向いても…

支える人の専門書

闘病を支えようとした人なら経験があるかもしれないこと。 その人がいなくなった後も、その疾患について調べたり、どうやって治療するかとか、どうやって家族である自分の思考を転換して、未来に希望を持てるかについて、 調べてしまう。 夫について考えなが…

自問自答

こんなときに夫がいてくれたらと思う。 人生の試練、受けまくったのに、ここで何か起こってしまうのだろうか。 苦しくて、もう無理って思わず口をついて出た。 どこを向いても、どっちを向いても、数年前までパーフェクトだった自分の周辺が、大きく変動して…

起き上がってしっかりしよう

今日は、夫とは別のことで、衝撃が走った。 まだわからないことだらけだから、今ある情報だけで思考を固めずに、緩やかに流していかないといけないんだけど。 私は夫のことを考えることは続けるけど、それで潰れて他の人にケアしてもらうのは、もうそろそろ…

ないなりに楽しい

夫が亡くなってから強く思うけど、人の正常ってなんなんだろう。 生まれた時から死ぬって決まってるのに、お気楽に生きてるのが人間。意味のある人生を送ろうとして、平和だ、健康だ、貧困削減だ、環境保護だと一生懸命訴えているのが人間。やりたいことが見…

現実がむごすぎる

今日は起床とともに、どよーんと落ちた。 なんで私、こんなことなっちゃったのかな、、、。あんなに好きだった人、どこ行っちゃったんだろう。あの色んな思い出とか、気持ちとか分かち合ったあの人が、死んじゃった?死ぬまでに、そんな苦しみを2年間も経験…

証拠不十分?

今日は過去の経緯について、上司の上司の上司の上司の・・・・・くらいの方と話した。 かなり、疲れちゃった。 とても丁寧に聞いてくれたと思う。それでも、なんというか、相手に伝わる言葉を生み出すことや、理解しあうことは、難しいなと思った。最近ずっ…

ヘリグロテントウノミハムシ

今日は、夫の2回目の命日だ。 今日、夫が亡くなった時間帯、私は会社の上司に宛てて、これまでの経緯を一生懸命書き連ねていた。これまでの職場環境に関する私の個人的な恨みはもちろんあるのだけど、組織にそれに反応してほしいと思っているわけではない、…

悲しい思い出

夫が体調を崩してから回復していた時期、私は仕事に追われつつも、日中、夫の様子を聞くのにメールしたり、電話したりしていた。週末はほとんど夫と過ごして、楽しいことをしようとしていた。 学生時代、夫とは毎日のように会っていたし、社会人になってから…

ただ生きる

今の私は、生きたいか居なくなりたいかで言うと、どちらなんだろう。 夫がいる世界なら、断然生きたい。あの大変な日々であろうと、夫の回復までやり切りたい。まだまだ、あと何年だってやる。なんなら一生回復しなくたっていい。夫が死んでしまうより、ずっ…

後悔と、反省と、中途半端な自己嫌悪で、苦しい

自分の言動で、本当に夫に喜んでもらえたことって、何だったのか、わからない。 確かに好きでいてくれたはずなんだけど、ここのところ、それすら、よくわからない。 夫の一生をこんな形で閉じさせてしまって、これまでの関係が全て、この結果への伏線だった…