優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

時間の過ごし方がわからない

昨日は突如としてしゃかりき家事をしたのだけど、やっぱり反動はあるようで、夜何度も目が覚めた。目が覚めるたびに、「無理もないよな〜、ゆっくりしよう」と自分で自分に声をかけた。

夫のことを考えながら、今日という現実もこなすことは、エネルギーが2倍必要なんだと思う。それか、今日という現実をこなすために、夫を思考の外に追いやって過ごすことは、今の私にはとても負荷が大きいんだと思う。疲れただけなら眠れるはずだし、多少目が覚めても、また眠りにつけるはずなのに、昨日はなんだか眠れなかった。うつらうつら布団の中で過ごす時間がけっこう長かった。こういうのは、自分でコントロールできない心の反応なんだろうなと思った。それと同時に、ちょっとそれが怖くなった。だから、やっぱり無理しないことは大事だと思う。だから、何事もほどほどにしよう。

あと、最近食欲が落ちてる。食べてるんだけど、明らかに食欲がない。目の前に食事が並ぶと、もうお腹いっぱいの気持ち。あんなに好きなポテチだって、途中まで食べて封してる。これって、私らしくない。生命力、落ちてんなー。心配なレベルでは全然ないけど、食べることすら楽しくない。食べ物を見ても、けっこう夫のことを考えて、申し訳なくなるのもあるかもしれない。夫はこれ好きだったな、とか、これ食べてみたかっただろうな、とか。生き地獄だな、これ。食べ物に限らず、テレビに映るものとかも全てこういう思考にリンクする。

私にとって、家事をするとか、仕事するとか、夫のこと考えるとかは、どれもちょっと重たいことなんだけど、何か無心になることはしてみたい気がしてきた。昨日、おばあちゃんに頼まれて庭の枝を切ったら、けっこう楽しかった。植物育てるのとか、けっこう好きなんだよね。虫は嫌いだけど、水やりとか、剪定とかはマメにできる。

でも、庭にいるとご近所さんに気づかれるのがちょっと怖い。35歳になって実家に長期滞在してるから、出戻り感あって、気になるだろうなあ。昔、向かいに住んでるおじさんが我が家をバーベキューに呼んでくれて、ビールも回ったあたりでうちの親に、「みんみんちゃんは、ものすごくいい子だッ!!!」って語気強めに褒めてくれた。毎朝、通学とか通勤のときに挨拶してたからね。でも、今はおじさんにどんな顔で挨拶していいかわからない。ものすごくいい子のみんみんは、大好きな夫を死に追いやってしまいました。。。もうコソコソ生きるのしょうがないと思えてくる。自分が恥ずかしくて、情けない。

こんな日曜日、昨日まで心底暗い気持ちに覆われた我が家はまた平常運転に戻り、両親は孫の誕生日プレゼントを買いに出かけて行きました〜。別にいいんだけど、楽しそうで、いいよね、なんてひねくれて思ってしまう。困ったときには頼るけど、困ったことが終わったら、誰でも楽しい方になびくよね。「おばあちゃんに紅茶かコーヒー入れてあげてね」なんて、私の生きがいタスクみたいなものまで考案してから、出掛けて行った。でも夫くんに言いつけたらまたなんか発動しちゃうかもしれないから、夫くんには心配をかけまい。

今日という日をどうやって過ごしていいかわからず、明日だってわからない。仕事だってしたくないし、家事だって手伝いだってしたくない。

ほんとに虚しいけど、そこらへんに咲いてる花にでもなりたい。

私、遂にポエマーになったのかな。。。