4ヶ月後
今日は悲しいニュースが入ってきた。 私と夫がとてもお世話になった人が、亡くなってしまった。 私も、夫も、大好きな人。2人で揃って大好きな人は、この世にほぼいなかった。肉親を除いたら、この人だけかもしれない。 元は、私が仕事を通じて知り合った人…
書こうと思うことは色々あるのだけど、最近は無気力に近いかもしれない。 無気力と言っても、それは以前に比べて私の健康状態が後退したのではなくて、むしろいても立ってもいられないほど忙しかった気持ちが、けっこう落ち着いたのだと思う。そして、夫の死…
もうすぐ自分の誕生日なので、今週末は何かしたかった。 それで、2月くらいから、何をしようかと考えだした。 ずっと、美容院が気になっていた。昨年の10月に行ったきりなので、もう半年近い。きれいにしたところで夫に見てもらえないことは悲しいし、夫が見…
とうとう4月になってしまった。 年明けから、4月になることがずっと怖かった。 4月は、私の誕生日。 夫に毎年、ものすごく大切に祝ってもらっていた日。誕生日当日は大学の授業だったり仕事があるので、夜だけ会って、外食してお祝い。週末には、もっと盛大…
3月の夫の月命日だったかに、夫の遺影の両脇に初めてお花をあげた。ずっとお花をあげることは遺影であることを際立たせるのでできなかったんだけど、もう何もできない相手に対して何かをしたいと思って、あげてみた。 おばあちゃんの預言通り、椿の花のその…
夫が亡くなってから1ヶ月くらいは、夜になると22時くらいから猛烈な眠気に襲われて、結果的にまあまあ規則正しい生活を送っていた。きっと、日中に自分を保っていることがあまりに大変で、ものすごく消耗していたんだと思う。毎日、まるで日中にマラソンとか…
夫が亡くなってから、私は自分が夫に対してどの時期にどんな行動を取ったか、たくさん振り返っている。私の頭の中では、夫と歩んだ日々があみだくじのような図になっていて、「この時私がこんなことしたから、最初の分岐で右に進んで、この時もこんなことし…
夫が亡くなってから、ずっと、ずーっと、毎日くる日もくる日も、寝ても覚めても夫のことだけを考えているのだけど、結局何をどうやっても、夫は帰ってこない。 少し前に、この状態に慣れてきたと書いた。毎日イチから悲しんでいたら、本当に神経が衰弱してし…
このところ抱いていたモヤモヤを、ここ数日の感情的な文章に落とし込んだところで、私は当然ながら、夫はどう反応するだろう?と考えている。 「ああいうこと書いて欲しくないと思うのであれば、今晩夢で、私の質問に答えてよ」と夕飯をもぐもぐ食べながら心…
(前回からの続きの話) まだ、書き足りない。まだこのことについて、考えの途上にあるなあと思う。 秋葉原の事件の弟さんは、生育環境の悪影響を感じながらも、自分が亡くなる前には母親のことを心配していたという。自分が死んだら、母親がショックを受け…
昨日はただ延々と人の悪口を書くような記事になってしまったのだけど、私が書きたかった本論は、あの先にあった。 昨日の一連の経験を経て、私は親と子という関係性について、またあーだこーだと考えた。夫の中にあった感情の内、どれが夫を苦しめたのかは、…
ここ数日、過去に夫とやりとりしたメールを見て、心がかき乱されていた。 そのメールは、夫と私が交際8年目くらいで、いよいよ結婚しようかという時期のもの。夫が私と結婚するには、説得をしなければならない人がいて、この人物の分析から、対処法と、想定…
今日、部屋で仕事をしていると、昼過ぎにドアの外から父に声をかけられた。 「みんみん、郵便物届いてるよ」と。 私宛の郵便物なんて、夫の死亡関連とか、クレジットカードの請求書とか、行政関連の封書だろうと思ってドアを開けたら、父の手には私宛の小包…
夫のことを考える時間を減らすと、夫のことを思い出すことが難しくなってくる。思い出すことが難しくなると、なんとなく日常的には感情移入がされなくなって、私の中の夫くんワールドに蓋がされて、ただ「夫は死んだ」とだけ思う。ただの文字列。ただのファ…
夫が亡くなってから、4ヶ月経った。 4ヶ月前までは、あの大切なひとが、この地球にいたんだ。 4ヶ月前のあの朝、私が少しでも夫の気持ちに思いを馳せることができたなら。夫がどれだけ苦しんで、追い詰められているか、考えることができたなら。他のどんな人…