数年前のホワイトデーは、0時過ぎというこの時間、彼が手作りしてくれたホワイトデーのデザートの余韻冷めやらず、それまで10年以上彼に抱いてきた愛おしい気持ちを改めて噛み締めながら、私は眠りについたのだろう。今私の目の前にあるのは、そんな彼を爆弾…
また生きたまま年を越してしまった。 新年は恒例のおめでとう挨拶を会社の多方面からもらったけど、今年も一度も口にしないまま乗り切ることができた。これっぽっちもおめでたくないので、心にもないことは言いたくないと頑固な私は誓っている。ただ、初出社…
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