後悔と、反省と、中途半端な自己嫌悪で、苦しい
自分の言動で、本当に夫に喜んでもらえたことって、何だったのか、わからない。
確かに好きでいてくれたはずなんだけど、ここのところ、それすら、よくわからない。
夫の一生をこんな形で閉じさせてしまって、これまでの関係が全て、この結果への伏線だった気がして、悲しい。
人間なんて利己的にできてるから、言動なんて大体自分にメリットがあるんだよね。
だから、書き出してみれば、あれもこれも本当に意地汚い利己的なものばかり。
そんな中で、利己的な自分という存在に気づいて、反省できるのがきっと夫みたいに心が綺麗な人で、そういう人ほど、自分を懲らしめようとしてしまうのかな。
そんなことに気づけるだけで、国の大統領になって良いくらい、立派な人なんだけど。
大統領なんて今やポンコツでもなれちゃうから、宗教の教祖とかの方がいいかな。
教祖っていうか、神か。
神っていうか、夫はもう、リアル仏になりましたけど・・・ブラックジョーク。
そう、でもこの結果では、2人のこれまでの関係が、最初から最後まで、硬直して見える。
美しすぎる存在の夫と、雑魚の自分。
自分の言動のどれもこれも、本当に汚くずるく感じる。夫はいつも、そういう私のずるい言動を批判せずに、ありのまま真摯に受け止めていた。いま振り返ると、ずるい私と、それすら真摯に受け止める夫の構図で、夫を騙してきたような気もしてしまう。そんな変な関係性にしたくないのに、そういう思考になってしまう。夫だって、私のことを騙したり、利用したところがあると信じたい。利用していてくれ。はあ。あの人は、しないけどね、そんなこと。
よかった思い出も書いてみよう。こんな苦しくなる前の2人。
夫も、私も、とても平和主義だったと思う。
夫が譲ってくれていたからかもしれないけど、意見の衝突もなかった。
相手が嬉しいと、自分も嬉しい。
夫と私は、こだわるものとか、関心が違ったから、張り合わなかった。
生活習慣は私の意見が反映された。娯楽とか旅行は夫の意見だったように思う。
相手がそういうことに一生懸命になるのが可愛かったし、喜ぶようにしてあげたかった。
交際期間も長かったから、考え方もだいぶシンクロしていたように思う。
それと、もう一つよかったところ。夫も私も、機嫌が安定していた。
だから、どちらか機嫌が悪くて気を遣う、みたいなことがなかったように思う。
穏やかであることとか、平和であることとか、幸せであることが好きだった。
ケンカなんて、すごく少ない方なんじゃないかなあ・・・。
夫がいじけて慰めるとか、多かったけど笑
夫の体調不良も、いじけの延長で考えてしまっていたところは、当然あるなあ。
なんか拗ねてる?そのうち元気出す?みたいな。
始まりはそんな小さいことでも、こんな結果になるなんてね。
こんなことになるなら、夫には毎日、私への賛辞を書き溜めておいてほしかったな。日めくりカレンダーみたいに、夫が私の好きなところを365日分書いておいて欲しかった。夫に褒めてもらえたら、私もっともっとそれを磨けるように頑張るのにな。
そうしないと、もう後悔と、反省と、中途半端な自己嫌悪で、苦しいです。