優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

後悔と、反省と、中途半端な自己嫌悪で、苦しい

自分の言動で、本当に夫に喜んでもらえたことって、何だったのか、わからない。

確かに好きでいてくれたはずなんだけど、ここのところ、それすら、よくわからない。

夫の一生をこんな形で閉じさせてしまって、これまでの関係が全て、この結果への伏線だった気がして、悲しい。

人間なんて利己的にできてるから、言動なんて大体自分にメリットがあるんだよね。

だから、書き出してみれば、あれもこれも本当に意地汚い利己的なものばかり。

そんな中で、利己的な自分という存在に気づいて、反省できるのがきっと夫みたいに心が綺麗な人で、そういう人ほど、自分を懲らしめようとしてしまうのかな。

そんなことに気づけるだけで、国の大統領になって良いくらい、立派な人なんだけど。

大統領なんて今やポンコツでもなれちゃうから、宗教の教祖とかの方がいいかな。

教祖っていうか、神か。

神っていうか、夫はもう、リアル仏になりましたけど・・・ブラックジョーク。

そう、でもこの結果では、2人のこれまでの関係が、最初から最後まで、硬直して見える。

美しすぎる存在の夫と、雑魚の自分。

自分の言動のどれもこれも、本当に汚くずるく感じる。夫はいつも、そういう私のずるい言動を批判せずに、ありのまま真摯に受け止めていた。いま振り返ると、ずるい私と、それすら真摯に受け止める夫の構図で、夫を騙してきたような気もしてしまう。そんな変な関係性にしたくないのに、そういう思考になってしまう。夫だって、私のことを騙したり、利用したところがあると信じたい。利用していてくれ。はあ。あの人は、しないけどね、そんなこと。

よかった思い出も書いてみよう。こんな苦しくなる前の2人。

夫も、私も、とても平和主義だったと思う。

夫が譲ってくれていたからかもしれないけど、意見の衝突もなかった。

相手が嬉しいと、自分も嬉しい。

夫と私は、こだわるものとか、関心が違ったから、張り合わなかった。

生活習慣は私の意見が反映された。娯楽とか旅行は夫の意見だったように思う。

相手がそういうことに一生懸命になるのが可愛かったし、喜ぶようにしてあげたかった。

交際期間も長かったから、考え方もだいぶシンクロしていたように思う。

それと、もう一つよかったところ。夫も私も、機嫌が安定していた。

だから、どちらか機嫌が悪くて気を遣う、みたいなことがなかったように思う。

穏やかであることとか、平和であることとか、幸せであることが好きだった。

ケンカなんて、すごく少ない方なんじゃないかなあ・・・。

夫がいじけて慰めるとか、多かったけど笑

夫の体調不良も、いじけの延長で考えてしまっていたところは、当然あるなあ。

なんか拗ねてる?そのうち元気出す?みたいな。

始まりはそんな小さいことでも、こんな結果になるなんてね。

こんなことになるなら、夫には毎日、私への賛辞を書き溜めておいてほしかったな。日めくりカレンダーみたいに、夫が私の好きなところを365日分書いておいて欲しかった。夫に褒めてもらえたら、私もっともっとそれを磨けるように頑張るのにな。

そうしないと、もう後悔と、反省と、中途半端な自己嫌悪で、苦しいです。