自問自答
こんなときに夫がいてくれたらと思う。
人生の試練、受けまくったのに、ここで何か起こってしまうのだろうか。
苦しくて、もう無理って思わず口をついて出た。
どこを向いても、どっちを向いても、数年前までパーフェクトだった自分の周辺が、大きく変動している。
数年前を思い出すと、パーフェクト。
文句のつけようがない。どこを見ても幸せだった。
幸せを噛み締めて、噛み締めて、生きてた。
起きるときも、寝る時も、次の日を楽しみに生きてて、ワクワクしすぎて夜眠れない日だってあった。遠足の前日でもあるまいし、そんな幸せな人、想像できないね。
そんなにワクワクしてるときに、夫と会って、話して、笑って、もう、最高の気分。
私があの姿に戻る日は絶対にないけど。
それは、夫を亡くすという、本来であれば人生の終盤にあるであろう別れを、もう経験しているから。でもあの最高の気分を、人生で一度でも経験できたことは、幸せなことなんだと思う。
私、私と夫、私と周辺。最後に残るのは、自分自身。
自分が早く死ぬとしたって、最後は、自分との対話。
対話っていうか、自分で自分に問答。自分ぐるぐる。
夫の写真に向かって、「夫くん、助けてよー」と言って泣いた。
夫はいないから、助けてくれない。夫のことなんて助けてすらあげられなかったし。あんなに助けを必要として、ヒントもいくらだってくれたのに。今夫がいたとしても、私が助けてもらう権利はない。夫を悲しみのどん底に突き落としてしまったから。
困ったな。自分がどうにかしないといけない。
でも突然むかしみたいな頼りがいのある立派な人にはなれない。
いつだって困ってる人の隣にいて、ぐでぐでしながらPCで情報収集がんばって、ぐでぐでしながら力になろうとする、そこからかな。
あーーーーーーーーーーー、もう。それしかない。
夫の腕の中で眠りたいよー。あの幸せな週末に戻りたい。