優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

腐った組織を超えるしぶとさを自分が持つこと

もはや我が社に期待なんて微塵もしていないのだが、前回の監査からの結果報告の後、1ヶ月以上経っても誰からも何も連絡がこなかった。私が投げ込んだボールは、監査の人や、会社トップや、トップを取り巻く部下や、今回の判決を受けた人事部の間で恐らくキャッチボールされたまま、私はその輪から取り残されているようだった。私の事案なのに?私に対する連絡は?私が求めた謝罪はどこへ・・・?

そこで1ヶ月過ぎたあたりで、監査の方に連絡した。謝罪を求めたのにまだ受けていない。人事部からも音沙汰ない。監査はこの状況をどう思っているのか。監査は進捗のモニタリングをしないのか?モニタリングしないなら、再度私が労基署に・・・と言い切る前に、「モニタリングはします」と言われ、監査から人事部をつついてくれた。その更に数週間後となる先週、人事部から私にメールが舞い込んだ。

タイトルは「情報共有」。人事部の差出人は、これまでずっと埒のあかないやり取りの相手であった副部長ポストの男性。「ご無沙汰しています。元気にしていますか?・・・社長から何点か指示をいただいたので、今対応検討中で、みんみんさんにも情報共有します。暑いですがご自愛ください」というもの。

意図的にそのようにしたのだと思いたいが、これは私の心情とあまりにかけ離れたトーンだった。女であること、年少であることとは、これほどにナメきられてしまうのか。ccに入っていた最近着任した新しい人事部長の男性含め、被害者である私宛に、加害者でありクロと第三者が認めた人事部から、このトーンのメールはおかしいだろうと気づくことはできないものなのか。

そこから私と人事部のバトルが再開してしまった。私が求めるのはもちろん謝罪だ。謝罪をするなら会うが、せずに「情報共有」はおかしい。そもそも第三者まで巻き込んで私の主張が正しく人事部のあらゆる対応が誤っていたとお墨付きがついたあとで、第一声が謝罪ではなく、ご報告でもなく、情報共有だなんて到底受け入れられない。そんな私の遺憾の極み的トーンに対し、人事部は、「そういう要望は面談の際に聞きます、それが嫌なら面談はしません」と言ってきた。

ちょっと待てと私は思う。

そんな安っぽい啖呵を切ったところで、この私が怯んだり諦めないことなんて、この2年半に君は学ばなかったのか。そんな役職や性別の威厳頼みの議論があるか。そんな稚拙な2択など、私が大人しく従って選ぶわけないじゃん。。。

私は改めて、謝罪するのか、謝罪しないのか迫った。謝罪するなら元人事部長で私の事案を握りつぶしながら役員になった男の出席を求めると伝えた。これを受け入れないのであれば、交渉は破綻で、私は再度動きますと伝えた。

この間にも、私は外部の相談窓口に交渉の進め方を相談していた。人事部が何について謝りたいのか提示させ、その事象が起こった背景や理由を説明させると良いのではと助言をもらい、ふむふむ確かにそうだよねと思いそのまま人事部にぶつけた。さらにはそれも交渉が破綻するようであれば公的介入/仲裁を受けることができるとのことであった。

何度か牙を向き合う非生産的なメールが往来した後、副部長クラスの男性は後ろに下がり、新しい人事部長がメールしてきた。私が要求した通り、当時の人事部長(現・役員)も交えて面談の場を設けたいと申し出た。私からはだいぶ頼りないが監査も同席させるように求めた。だから出席者は私、監査、人事部長、人事副部長、役員の5名だ。

明日、その機会が設けられることになった。ちゃんとした謝罪の準備をしているのか疑心暗鬼になり、前日夜だが再度要求をメールで全員にリマインドしておいた。謝罪事項の提示、その背景や理由、具体的に誰がどんな意図や狙いであんなに誤った指示をしたのか絶対有耶無耶にせず説明しろと書いた。更にはもう監査の検証を通じて第三者からも私の主張が正しかったと認められたんだから、立場わきまえなさいよ、誠意ある対応に期待します、と締めた。

きっと相手はしつこい奴だと思っていることだろう。

でもしつこくなるのも当たり前だ。まったく彼らを信用していないから。明日少しでもこちらが緩めば、すかさず朗らかな笑いを入れてきたり、「未来志向」とかいって良い話にしてまとめようとたり、魂胆なんてなかったとか言ってくるから。魂胆あったに決まってるだろう。君たちには真っ黒な性悪説だ。「こんな若い女が一人で主張してることなんて、適当に問題はなかったと繰り返せば、諦めて黙るでしょ」と思ってたんだろう。私は残念ながらその像にはあてはまりませんでしたね。

本当は明日、どれだけ要求したところで、謝る気持ちのない人たちから誠意ある謝罪をもらえるなんて微塵も思っていないから、むしろ私が満足のいく対応を引き出すまで絶対にひるみたくない。最終目標は今も土下座だから。そしてご丁寧にも会場は役員フロアで、役員の威厳を保つつもりでアレンジしたのかもしれないが、私は横柄な役員がするように遅れて行きますし、部屋のドア付近の下々たちの席なんか座らずに、上座に座るのが私ですからね。上座に役員がぼけっと座ってたらどかして座ります。

頑張っていってきます。