優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

つらつらと堂々巡り

今朝は少し穏やかな気分で朝を迎えた。気を抜くと悲しみに引っ張られそうになるんだけど、その気配が出たら、小休止。
アパートは、ただただ静かで、私だけの空間。夫について必死に考えなくても、夫の中にいるような、包んでもらってるような感覚。だから、その中で安心してのびのびできてる感じ。時々、外の世界を感じさせる音がすると、一気に気持ちに波が立つけど、また静かになって波が収まる。
この時間の経過がわからなくなるような、宙に浮いたような時間は、貴重だな。ずーっとこうして1人なのもこれはこれで苦しいだろうし、何より生活能力がないだろうけど、たまにはこういう1人の時間がいい。それで、誰に気を使うでもなく、自分を追い込むでもなく、自然体でいる。
でも、また堂々めぐりだから、苦しみはくるよね。この苦しみは長過ぎて、なかなか拷問だ。死ぬまでこれだもん。記憶の中の夫との年齢は、どんどん離れていくのに。
夫との日々が終わったことが悲しい。今日にも明日にも穏やかに一緒にデートすることを想像できるのに。でも、今日はそれが願っても無理、って思って、すん、と想像が止まる。その先でたくさん思い浮かべるつもりの情景が、パタリと止まって、消える。
夫に会いたいよ。夫の飄々とした姿と、最期の倒れている場面を、何度も頭の中で再生してる。