優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

2020-12-07から1日間の記事一覧

悲しみがまだ深くなる

こんな悲しみと苦しみを経験しなければならないんだろうか。 生きることの喜びを教えてくれた人を突然失うという苦しみ。 その苦しみを乗り越えても、その先にはただ夫のいない世界が広がるだけ。 こんな運命が夫と私を待っていたなんて。 3年前はただ幸せに…

死別の悲しみ

食欲は、ある。 仕事も手につかないけど、やってはいる。 睡眠もぐっすりとれている。 今日なんかは、このあとずっと先延ばしにしていた婦人科のガン検診に行こうかなとすら考えている。 生きるための気力はあるし、今後数ヶ月で悲しみは少しずつ和らいでい…

夫との別れ

2泊3日の義両親の滞在中、3人はそれぞれの気持ちを持ち寄って、毎晩夜中まで気持ちを吐露しあった。考えていることは3人3様、それぞれの方法でこの大きすぎる苦難への救いの道を求めていた。恐らく胸の中にある感情を書き出したら、3人とも同じ。大切な人を…

小さな幸せ

この週末、義両親が来る前に私一人でアパートに到着した。 1人で来るのは2回目。鍵を開けて玄関の扉を開けると、中に夫の存在を感じた。 誰もいない部屋に向かって、夫の名前を何度も呼び、話しかけた。 「夫くん〜?どこにいんの〜?」 「あれ、洗面所の方…

遺品整理のメソッド

最後のアパート滞在が終わった。今、がらんとしたアパートでこれを書いている。 夫が亡くなる前から転出の予定があって、亡くなったのと時期を合わせたように引っ越し準備が始まり、思いがけない遺品整理となった。 夫の荷物を義両親と私で分けて、残ったも…

信じて欲しい

書きにくいこともある。書くことで気持ちがネット上の文字として一面的になり、私の心にある以上の意味や重みが表現されてしまうもの。 白黒つけるのとは違う、重たすぎるambiguousな気持ち。悪意のない底なし沼に吸い込まれていく。 夫はこの沼で育ち、夫た…