優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

ずしんと落ちた

今日は気持ちが落ちた。

夫が亡くなった実感がなんとなく出てきたのかもしれない。

ずっと実感しない、できないと思っていたけど、今日はなんだか実感している気がする。

どうも自分の気持ちには周期があるようで、数日感情が無のような日々があって、まあまあ悲しい日もあって、そして時折、この落ち切った気分が訪れる。夫が亡くなったことを信じたくない、受け入れたくないという気持ちはいつもと一緒。でも違うのは、拒否しているのに実感してしまっているということ。

改めて荷物の整理に取りかかり始めたからかもしれない。2人のアパートから持ってきた荷物は、どれもこれも夫と2人で使っていたもので、もう見たくもないものだらけ。どんなに気に入っていたものだって、もう使うことはない。どの食器だって、グラスだって、マグだって、全部ペア。全部二つある。これを見ていくことが、どれだけつらいか。どれももういらないと思うことが、どれだけ苦しいか。私の夫は、本当にどこに行ってしまったんだ。なんでもう、いないんだろうと思う。日中、整理をしている時は涙も出なかった。ただただ、気持ちがずたずたになるように苦しかった。

今日は、自分の気持ちを表現するのに新しい言葉が見つかった。

「傷ついた」。

これまでずっと夫のこととか、夫に自分がしたこととか、悲しい気持ちとか、そういうものがたくさん頭に浮かんでいたんだけど、今日は、自分が傷ついてるなって思った。

荷物整理は、傷つく作業だったんだな。