最後の最後に駆けつける勇気を意図せず得た

諸外国のように呼びかけする時間があるのかわからないけど、もし自死する直前の人に呼びかける時間があるなら、そういう場に私は駆り出されたいな。夫にかけられなかった言葉の分、私と夫にかけてもらえなかった第三者からの言葉の分、今の自己実現は、そういう場に居合わせることなんじゃないかな。そういう場に、今は未知の恐れを感じることなく向かえる気がする。私は、もっともっともっとどん底を知ったから。

そんなオープンで、双方向で、決死の気持ちで誰かを死から引き戻す機会があればいいな。

何も怖くないって、こういうこと。どん底を知ったからこそ、それより高いところにいるひとに、実体験から自然体で訴えられるということ。夫は私にこんな強さを与えようとしていなかっただろうに、強い私は応援せざるを得ないでしょう？

2人で未来に行くとは、きっとこういうこと。こんな道でいいのかな、夫くん。またゆっくりゆっくり、考えようね。