優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

2020-12-14から1日間の記事一覧

自分がいつも主人公の私

もし夫と逆の立場だったら、夫はきっと毎晩定時で帰ってきてくれただろうな。そうやって、家庭を最優先して、職場の方で自分が困るようにしただろう。 私は職場でも活躍したくて、夫を遅くまで一人にさせてしまった。 夫があんなに苦しいのに、私は夫を優先…

夫の料理

明日がアパートの引き渡し。まだクリーニングとかあるから、また立ち寄ることはあるかもしれないけど。夫と最後の結婚生活を送ったあの場所も、見納め。もう、どうすることもできないから、単なる諦めの境地だね。明日、あの場を去るときに、どうしようもな…

自己評価を新たにする

夫が体調を崩したとき、どうして私よりもっと夫のことを心配しそうな人々が、一斉に駆け寄ってこないんだろうと思った。思った、というより、そのことで悩み、苦悩していた。2人だけで、ずーっと苦しんでいるような状況だった。時折様子を見にくる人はいても…

月命日 当日を振り返る3

夫がどんな気持ちで死に向かったのかなんて、誰にもわからない。 夫は病の影響で死んだと考えることで、気持ちが楽になる人もいるようだ。 私はというと、病とか、病じゃないとか、そういう側面で語るものではない、と思っている。夫は錯乱して、わけもわか…

月命日 当日を振り返る2

夫が亡くなる当日、朝9時過ぎに一度ドア越しに話し、一旦離れた上で、また10時30過ぎからドア越しに話した。亡くなったのは、11時過ぎ。11時3分の時点で、私はケータイの時計を見ながら、夫に部屋の外から声をかけていた。そこから数分の間に、夫の人生は終…

月命日 当日を振り返る

はじめての月命日。 いよいよその日が来てしまった。 夫に会えなくなって、もう1か月も経つのか。そんなに経った気もしないけど、一方で夫が普通に生きてる世界は、もうとうの昔に離れてしまった気がする。夫が生きる世界が、眩し過ぎて、幸せ過ぎて、逆に想…