優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

割り切れない

転勤族だから、これまで夫と2人でいろんな場所で暮らしてきて、いろんな新しいものに出会って、いろいろ楽しかったり苦しかったりして、その時々の2人が写真に残ってる。

写真を見ながら、このツーショットを14年間一緒に撮り続けた人が片方いなくなっちゃったことが信じられなさ過ぎて、だんだん車酔いみたいに気持ち悪くなって、吐き気がしてきた。

どうしよう、こんなことなっちゃって。

あの人がいないってことが、なんなのか。いるかいないか、生きてるか生きてないかの話なのに、なんでこんなにすっと落ちないんだろう。明らかな2択なのに、どういうことか知りたがってしまうのは何故なんだろう?

どういうことか知ったら怖いから、絶対知ることができないのに、なんで知ろうとしちゃうんだろう。

いないだけでも苦しいのに、殺しちゃったって思って、もう、それってなんなんだろうって思って、しかも待てば解消することじゃなくて、もう戻ってこないって思って、もう、もう、無理。

友人と話せないのは、きっと周りは故人って理解できるけど、私がそう理解できないからだな。割り切れない、ってやつか。

そうだそうだ、割り切れない。