優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

何がいけなかったんだろう

今考えると、夫のどんな言動にも意味があって、なだめたり否定するんじゃなくて、肯定する声が浮かぶのに。

夫の苦しみだって、痛いほどわかる、じゃなくて、もう実体験で感じられてるのに。

あの時は、どれも中途半端だったな。私は自分の苦しさのことばっかり考えちゃったな。夫も苦しいけど、苦しく感じなければいいのにとか思ってたな。なんで苦しいんだろう、とか、苦しまない時間を作ってよ、とか思ってた。責めてた。すごく責めてた。責める上で、私のことをこんなに苦しませないでと伝えてた。私も確かに苦しかったんだけど、誰かの力を借りれば、また違う見方ができたり、リセットできたかもしれないのに。信じられる誰かを世の中で探すことも難しくて、ほとほと疲れてしまって、結局たった一人でやってた。奢り、自己満、プライド、自己愛。

それで動く意志のない石のような人々を1人で動かそうとして、何晩も何晩も、何晩も何晩も、ひたすら歯を食いしばって待った。でも、声は届かなかった。そういう人は動かない。「そういう人」って、括って冷めた目で見ればよかった。動かす方針でいくなら、相当な精神力が必要だから、私も支援が必要だった。結局、みんな支援が必要だった。

対応を誤ってしまったことで、夫が死んでしまった、という、出口のない話。報われない話。私、頑張ってたんだけどね。けっこう一杯一杯頑張ったんだけどね。でも、結果がこれだから。最愛の人、いなくなっちゃったから。もう、頑張ることも、挽回することも、もうなんもなんもない。