優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

夫がいない世界を生きてる実感

今日は中学の友人が家に来てくれた。

5時間くらい、一緒にいてくれた。

いっぱい話を聞いてくれて、嬉しかった。

話ながら、やっぱり夫がいないことが信じられなくて、涙はでなかった。でも、夫が亡くなった直後に、生きてる意味をまったく感じられなかった私が、今日は友人と話してる瞬間だけ、意味を感じられた。思わずそう友人にも説明してた。

夫がいないことが信じられない。

夫がいない世界なんて信じたくない。

夫がいない世界なら、生きる意味がない。

夫がいない世界なら、生きていたくない。

そんなふうにずっとつながっていたけど、今日の一瞬は、能動的に自分が生きてる感覚があった。

夫がいない世界で、自分が存在しているという感覚。

夫が亡くなって初めて、家族以外の誰かと会ったもんね。

それで初めて、色々話した。

家族といる間は、自分の実存はあまり感じられなかった。

これは現実か幻かわからない、ファジーな世界だった。

でも、今日の友人と交流する自分は、現実にいた。友人と交流した今日の現実世界で、夫は確かに亡くなっていた。そこで、私が実存していた。

夜になって、また不安になって、最近の夫の動画を見て、いないことが恐ろしくなって名前を呼んで泣いた。

夫がいない世界はやっぱり恐ろしい。

この洞穴から出ては、入り、出ては、入りをずっと繰り返すのかな。

それでも、やっぱり明日の朝、自分の目が覚めずに全部終われば良いと思うけどね。

こんな現実、ぜんぜんいらない。友人が帰って、また世界が灰色になっちゃった。