優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

一番かっこいい

今日は買いたいものがあって出かけたので、帰り道に家電量販店に寄った。夫のオザケンのCDを実家の自分の部屋でかけたくて、CDウォークマンを買って、jblのスピーカーに飛ばそうと思ってたんだけど、今の私のこのスーパー重たい気持ちに対してCDウォークマンは重量にしても価格にしても軽すぎて、かと言ってコンポほど場所を取るのもいやで、結局CDラジカセのようなものにした。結構音が良さそうで、今晩聴くのが楽しみだ。
家電量販店の界隈は、夫と最後のデートで歩いた道なので、傷心の夫プロムナードと名付けて一時間くらい近くを彷徨いた。夫と見たイルミネーションもまだ残っていたので、夫と見た位置から写真を何枚も撮っておいた。えっと、ここでこれを一緒に見て、ここでこう話して、ここでご飯を食べて、ここで喧嘩別れして、ここで私が捨てゼリフ吐いて、夫を傷つけて、今生の別れになった。そう、昨日も使ってみた、今生の別れ。その後夫が亡くなった場所も再訪して、近くの段差に座って体が冷え切るまで泣いた。でかいラジカセ持って、ずっと恨めしそうに泣いてたから、挙動不審だったな。。。
でも、一つ良かったことがあって、夫の服を着込んで、デートし尽くした街をオザケンを聴きながら歩いたら、少し気持ちが救われた。オザケンの歌は、また夫に会える気持ちにさせてくれる。今はバイバイして、またあとで巡り会えるって。ありがたいな。
今日も街を散歩しながら、東京という大都会に夫に勝るようなイケメンがいるか目を光らせて見てたけど、いなかった!やっぱ、いない。夫くんが一番一番かっこいい。