可愛さの復活
何日か前、自分のブサイクさにハッとしたことを書いた。
なんでかなって思ってたんだけど、昨日鏡を見ていて、謎が解けた。
前の自分となんか違うぞ、悲しみで全体的に顔が下がってる、とかだけじゃない。
よーく見つめて、思った。
「ん・・・・なんか、顎が発達してる?」
そう、顎がなんだかたくましくなって、両エラが2割増くらいに張ってた。
母親に言ったら、緊張してるんじゃない?って言われた。ネットで調べたら、よく歯軋りしたり、噛み締めてると、顔の筋肉が凝るらしい。それを読んで、昨日はお風呂に入りながら、エラをぐるぐるマッサージしてみた。噛み締め、自覚はなかったけど、思い当たる節はある。きっと、泣きすぎだ。泣くたびに、口をへの字にして堪えようとするから。あの時噛み締めてなかったらおかしいもんな。きっと、ぎゅうぎゅう噛み締めてる。
そして今日。お風呂マッサージが功を奏したのか、たまたまかわからないけど、顎は元どおりになった。
可愛らしさも戻った。
夫に可愛いって思ってもらえることがいつも嬉しかったから、やっぱり自分は可愛い方がいい。夫がうっとり惚れ惚れするような、気持ちがポッとあったかくなるような、そんな癒される可愛さがある自分がいい。可愛いなあ、って何度もため息をついてほしい。ほっぺをツンツンつついて愛でて欲しい。別に、書き出すように可愛くないんだけどね。愛嬌とか、愛着とか、思い出とか、全部詰まった顔だから、いいの。可愛く見えるの。
数日前にアパートに行ったとき、エレベーターのガラスに映った自分を見て、前髪が変だったから手櫛でなおしたんだけど、そのまま泣いた。私の前髪が変でも、この世で気にする人なんて一人もいないよって。自分、惨めだな。
可愛くしてたら、夫は見てくれるかな。見てくれるって、私は妄想を貫けるかな。もう妄想の世界の中で生きてしまいたいな。妄想の中でもなんでも、おしゃれしてればいいか。