優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

いつも我慢するのは夫だった

会社の相談窓口で、初めて夫とのこと、全体像を誰かに話した。

30分くらいの会話だったけど、今の苦しみを聞いてもらえて、私個人として、よかった。

また近々産業医とお話することになった。けっこう辛い状況だろうから、ということだった。

間違いない、辛いよ。辛すぎるよ。前世に夫と私、なにか悪事働きました?ってくらい、辛い現実だよ。低空飛行でずっといくのも辛いけど、幸せに向かって希望に溢れていた2人がこうしたエンディングになったことも、辛いよ。夫と私を比べたって、夫は私より何倍も何倍も辛いよ。比較できない数億光年の断絶が夫と私の間にはあるからね。夫は亡くなり、私は生きてるから。辛い辛いとか言いながら、私は生きている。夫は、死という、怖すぎて痛すぎることを経験してしまった。そして、私と幸せになりたいという願いすら放棄してしまった。

可愛い夫。可愛い可愛い夫。支えてあげられず、守ってあげられず、幸せにしてあげられず、後悔しかない。一時の感情であなたを犠牲にしてしまったこと、毎日考えてる。何度も言うようだけど、あなたほど私にとって大切な人はいなかったんだよ。あなたの存在は私にとって、こんなにも無限の意味があったんだよ。あなたがいなくなって、つらすぎるよ。

一番幸せになって欲しかった人が、あんな亡くなり方になって、それが私の対応にもかかっていたこと、どれも受け入れることができない。いろんな人のいろんな我儘を一手に背負って、あなたを苦しませてしまったこと。あなたほど美しい人はいないのに、醜い周りの人間、会ったこともないわたしの職場の人間も含めて、全員の我をあなたが受け止めてしまった。受け止めさせてしまった。こんなことは、絶対に招きたくなかった。防波堤になるべき私が、なれていなかった。

今日は、地元の親友にも連絡してみた。ずっと連絡したかったけど、なんとなくできずにいた。でも、そろそろ胸貸して泣かせてほしいと思った。勝手だけど、誰かに会いたい。