優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

気づいたら寿命

実家にいると、高齢のおばあちゃんもいるし、品行方正に生きようと思い、夜中までお酒飲んだり、スナック食べたり、ネット見たりとかしてない。私は相変わらず毎日おばあちゃんの部屋で寝起きしてて、おばあちゃんの健康のためとか言いながら布団もそのままでおばあちゃんにお任せにさせてもらってる。おばあちゃんは、数日おきに「何泊したかツケてますからぁ、高くつきますよぉ!」なんてジョークをいいながら、せっせと布団を畳み、また夜になると敷いてくれる。何故か布団の端が少し折り返されている。あの折り返しの意味を聞いたことないから、聞かないと。人はいつポックリいくかわからないから。

もう夫と暮らすことはできないとしても、家を出たいという気持ちはあるんだよね。みんな、どれくらいどこかに「身を寄せる」もんなんだろう?コロナだから気楽に実家に帰れないと思うと、しばし実家にいようかなと思うけど、自由に泣いたり喚いたり、思い出に浸ったり、週末は布団で泣き続けるみたいに生活習慣崩したりできないのも、なんだか35歳にもなってなぁ、とも思う。毎日ほぼ3食、父、母、祖母と4人で食べてて、健康家族か!って感じ。

夫くんも一緒にこの生活してほしかったな。都会のど真ん中より、なんか人間的で、過敏にインプットに反応するアンテナが収まったかもとも思う。

夫くんなら、きっと今実家で頭から爪先まで面倒見てもらってる私の姿を見て、安心するよね。みんみんはおうちでゆっくりした方がいいよ、ってきっと言うと思う。私が強がって一人暮らししたら、心配するよね。でも、一人暮らしだと、あなたとの時間がたくさん作れるんだけどな。あなたのこと考えて、気づいたら寿命がきてるといいのにな。