優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

否定的な気持ちに耐える

夫と私の苦しみが始まったのは、2人とも30歳も過ぎてからだった。

自分と夫の全てを否定するのは、やめたい。

最後の2年間が苦しかっただけで

最後の2年間がなければ、今も2人幸せに一緒にいるはずで。

その前の12年間は、ずっと幸せの中にちゃんといたんだから。

2人の思い出も、経験も、大切にしないと。

いつか、夫にも言われたことがある。私が色々謝ったり、あの時こんなつらい経験したよね、こんな思いさせちゃったよね、と話すと、「みんみん、あのときのことを、嫌な思い出にしないで」って。夫の渾身のお願いだったんだろうな。普段、そんな意見を言う人じゃないから。夫にとって、それだけ大切なものだったんだろうな。大切だからこそ、苦しくなってしまったんだろうな。

2人が確かに幸せだったということ。最高の思い出だってたくさんあるということ。

なんでこんな当たり前のことすら、書き出さないと不安になるんだろう。