優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

いい加減な人類

この世の中の愚かさやアホらしさを夫にもっと伝えればよかった。

夫は本当にわかっていたんだろうか?

会社に忠誠を誓う人が、実はどうでもいいと思っていることを。

社会問題に立ち向かう人が、しっかり自分の時間もとっていることを。

今悲しんでつぶれているように見える私が、美味しいものを食べたり飲んだりジョークを言って笑ってる瞬間もあることを。

夫は自分だけずるくて汚い人間と思って苦悩していたのではないか。

みんな、そうなんだよ?みんな、とっても都合よく、ずる賢く生きてるんだよ?

いつも自分ばかり責めていた気がする。全然そんな必要、なかったのに。

それを伝えるのは、きっと私ができなかったことの一つ。美しい人だと、伝えそびれていた。

どれだけ素晴らしい存在か、伝えられていなかった。もっともっと、伝えたかったな。