優しくて可愛くてかっこよくて大好きな夫と死別しました

事故か自死か。夫が消えた人生をこれから歩みます。なんて自分が書いてることが信じられない35歳です

相談してみようかな

夫が亡くなって、苦しくて悲しくてこの世から消えることが頭をよぎるって伝えたら、夫はなんてアドバイスくれるかな。それほどまでに深刻な悩みを私が持ったことはなかったから、ちょっと想像が難しいな。でも、夫は大したアドバイスくれないことがほとんどだったな!笑

週末のデートで、私がご機嫌ななめの顔してると、「みんみん、元気ないの?どうしたの?」って聞いてくれて、私は待ってましたとばかりにそこから嬉々としてしゃべりまくったな。しゃべりにしゃべって、その間、夫は「ふんふん」って言って、ずっとコーヒー飲みながら聞いてくれた。夫が目の前のケーキに目を奪われてると、「ねえ!聞いてる?!」なんて怒ったなあ。私の話は、大体悩みというより、愚痴だったんだよね。しかも、あの人、この人、と他人の愚痴ばっかり!登場人物全員にへんてこなあだ名つけて、「コジコジの世界みたいだね」と言われてた。愚痴なのに、なんかみんな可愛いキャラクターみたいにデフォルメして、2人で気に入ったキャラクターとかいたなあ。だから愚痴だけど笑っちゃうこともたくさん。なんかわかんないけど、とにかく楽しかったんだよね、全部全部。パワハラ課長の時には、夫に愚痴を言うこともなかったな。コジコジのキャラクターも1人も生まれなかった。それだけ、私も夫も、追い詰められて、心が疲れてたんだな。なんか、悲しいや。

今、相談したら、きっと困った顔されちゃうなあ。コジコジのキャラクターなんて、1人もでてこないもん。でも、ブラックみんみんとか言って、ヘコみにヘコんだ自分を笑い飛ばせるかな。ブラックみんみんが命絶とうとしてるところで、おいしい料理の匂いが漂ってきて、食べたくなっちゃう話でもつくれるかな。ブラックみんみんが少しずつ元気出して生きる姿を描けるかな。

昔、夫とのいろんなエピソードが気に入り過ぎて、4コマ集を贈ったことがあるんだけど、また作ってみようかな。今度は全部想像だけど、自分のリハビリに。そしたら、私と夫くんの交流を想像したり、絵にすることで、可視化もできるもんね。もう、写真でも映像でもツーショットはできないけど、絵なら2人が復活できる。ちょっと考えてみよう。